吉兆のしるし「クスの実」の話
店内に現れる、不思議な種
2025年12月21日の開店からしばらくのあいだ、この店の床からは毎日のように「不思議な種」が現れていました。ワインの栓を抜くような小さな「ポン」という音とともに、静かに、ひとつ、またひとつと——。

誰かが蒔いたわけでも、仕掛けがあるわけでもありません。
朝の清めの時間に、まるで祝福のしるしのように現れたのです。
私たちはこの出来事を、怪奇ではなく「瑞兆(ずいちょう)」と受け止めています。
古来より芽吹きや種は「はじまり」の象徴。これは縁起木として知られる、福を招く吉祥の実でした。
最近では時々現れていますが、確かにそんな不思議が起きる場所として、この物語をここに残します。


























